シトラスリボンをつくろう

新型コロナウイルス感染症の影響が拡大し、感染者や濃厚接触者の発生がスカウトたちの身近に迫るようになりました。こうした中、感染者やその家族、完治した方や感染に関わる方に対する接し方について、改めてスカウトたちに考えてほしいと願い、カブ隊でシトラスリボンづくりに取り組みました。

 シトラスリボンプロジェクトは、コロナ禍で生まれた差別、偏見を耳にした愛媛の有志がつくったプロジェクトで、愛媛特産の柑橘にちなみ、シトラス色のリボンを身につけて「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動です。リボンの三つの輪は地域・家庭・学校(職場)をあらわしています。

 三つの輪は飾り結びでつくります。ロープワークはスカウトの得意とする技能ですが、いつもと勝手がちがって難しい。どこがどれか分かりやすくするために、板の上にひもを画びょうで止めながら、結んでいきます。

 何回も失敗して、やっと結べるようになりました。特に胸につけるようなかわいい結び目は短いひもでつくるので、大変です。

 最後に、安全ピンや、ストラップをつけて、できあがり。

 感染拡大で制限されていることも多いですが、コロナの “その後” も見すえて、みんなが暮らしやすい社会をめざしていきましょう。