団キャンプ③カッター訓練

 学校の宿泊指導などでカッター訓練を体験することがありますが、小1から大人までの幅広い年齢の集団でチャレンジはめずらしいとか。
 もちろん、下関7団でも初めての挑戦です。海はそれほど荒れていませんが、強い風が吹く中での活動になりました。

 まずは、ライフジャケットを着て、ガイダンスを受けます。体の大きさにあわせて、タイプも様々です。

 波止場で座り方や、漕ぎ方などの説明を受け、小さい順に一人ずつ乗船していきます。右舷と左舷にスカウトが、中央には高校生以上のスカウトやリーダーが乗り込みます。板の座席の左右に、大きな“ろ”の枝があります。
 見るからに重そう。これ、動かすことができるのかな。いよいよ初めての挑戦です。

 全員が乗り込み終了。油谷少年自然の家の職員さんが艇長として乗り込みます。波止場ではカメラを構えたお父さん、お母さん、それに所長さんが手を振って見送ってくれました。

 

 おっ、重い。特にカブのうさぎや、しかスカウトはろを抱え上げることができません。それに、長いろが上に上がったとき、高すぎて手が届かないのです。

 さ・ら・に、期待していた運動部所属のボーイスカウトたち。なんと非力なことか。「普段使う筋肉と違うためです」(本人談)

 強い向かい風の中、手を休める吹き戻されてしまいます。

 艇長の「前へ!」の号令に合わせ「1・2・3・4」と声を合わせて漕ぐのですが、漂流が続きます。

 それでも、波止場の先にある島(写真後ろに見える島)まで到達することができました。