“立ちかまど”で炊事

 当日は猛暑であり、熱中症予防の観点から、スカウトどうしの距離や会話の数に留意した上でマスクやチーフを外して活動を実施しました。

 立ちかまどは、その名の通りかまど自体を地面から立ち上げて火をたくものです。

 まずは立ちかまど作り。スカウト活動では多くの場合竹を切り出して作りますが、今回は骨組みに丸材を用いました。骨組みとなる丸材をつなぐのは麻ひもです。スカウトの卒業生である保護者の方も一緒に指導をしてくださり、角縛(かくしばり)を使って組みあげました。

 太い竹を割って板を作ることも多いですが、今回は板材を用意して、組み上げた棚の上に並べました。その上には断熱用の土をのせ、さらに空気が通るように金網を敷きます。火をつけたら放射状に薪を並べて使います。

 立ちかまどは炎の位置が顔に近いので、けむたいのが難点です。それでもダッチオーブンを吊るして、上手に炊飯ができました。

 手前はリーダーをめざす高専に通うスカウトです。さすが大先輩。上手に火力の調整を手伝ってくれました。